レストラン櫻　40周年スペシャル膳！

スパークリングドリンク（甘夏＆さくらフレーバー）

先にドリンクが到着。爽やかな二層のドリンクです。甘夏の果肉がたくさん入っているのが見えました。
レモンとゼリーを刺しているピックには水引の飾り。ゼリーはさくらの形です。和の縁起物がここでも盛り込まれています。

炭酸はあまり強くありません。全体的に甘さが控えめ。お食事と一緒にいただいても全く邪魔になりません。
ラズベリーの甘酸っぱさに、甘夏の夏らしいジューシーな酸味。お味は甘夏が主張強めで、さくらの香りが高級感をプラスしています。

キャストさんに良く混ぜてお召し上がりくださいと言われたのですが、混ぜると一気にクリアな赤に。シルバーとブルーのラメが、ドリンクの中でキラキラと光ります。

これは美しい！写真映えするメニューです。

枝豆と南瓜の擂り流し、イクラ添え

お次は前菜。まるでフランス料理のようなビジュアルです。

枝豆のスープの上に、南瓜がペースト状になったものが浮かんでいます。アクセントには鱧煎餅。鱧は夏の食材なので、ここも季節感があって良いですね。
仕上げには桜の香りがふんわりするポテトチップスがオン。

南瓜のコクのある甘みと枝豆の淡白な味が良く合います。どちらも自然な優しいお味。
ポテチの食感とイクラの塩味が甘みをより一層引き立てます。

柔らかいお味だったので、ペロッと完食しちゃいました。
南瓜も枝豆も大好きな食材ばかり！

素材の味が生かしてあって、美味しかったです。また食べたい！！

レストラン櫻特製ちらし寿司

待ちに待ったお膳の到着です！
本当に豪華！めちゃくちゃテンション上がりました。もう、これだけで特別感があります。
こジェラとジェラも大喜び！

お腹がペコペコだったので、早速ちらし寿司を！ついてきた小鉢に移しながら食べることができます。
色とりどりの具材に、どれから食べるか迷っちゃう・・・。幸せな悩み。

具材は7種類。それぞれ別の味付けがされています。組み合わせても良し、それだけで食べても良し。どうやって食べようか、本当に食べる楽しみが広がるお祝い膳です。

王道の五目巾着や昆布、タコを煮たものから、生ハムとクリームチーズやスモークサーモンなど洋風の食材まで。振り幅がすごい！

すし飯はもち麦の入った雑穀米が使われているようでした。食感がもっちりとしていて、すし飯自体に甘みと味わいがあります。

五目巾着はおつゆをたっぷり吸っていて美味しかったです。ご飯との相性も抜群！
昆布巻きも味がしっかりついていてご飯泥棒。
私はタコの小倉煮が美味しくて可愛くて気に入りました。

鮑は薄味がつけられていて、鮑の淡白な味わいを損なわない工夫がされていました。上品な旨みと歯ごたえが堪らない・・・！

スモークサーモンや生ハム＆クリームチーズなども一緒に食べても何も違和感がありませんでした。こうやって洋食の食材が加わることで、変化があって良いですね。

レストラン櫻らしい、和と洋が融合した他では食べられないちらし寿司です。

真鯛と雲丹の白味噌仕立て、桜海老添え

今回のスペシャル膳で気になっていたのは、実はこの椀物でした。
私の母方は関西の出身、祖父母は関西人なこともあり「白味噌」というワードが妙に心に（良い意味で）引っ掛かったのです。

しかも「真鯛」「雲丹」「桜海老」と並んでいたら期待しちゃいます！

第一印象は「具が多い！」です。汁物というよりは、まさに「椀物」。立派な一つの料理です。

別添えでついてきたお出汁（白味噌のつゆ）を掛けていただきます。母方の祖母が作っていたお雑煮を思い出して、何だか懐かしい気持ちに。

味噌とはいっても、関東で良く食べられているものとは違い、サラッとしていて甘みがあります。
味が強すぎないので、真鯛や雲丹などの淡白な食材の旨みを邪魔しません。

一番上に、可愛らしい櫻の形の最中が乗っていて、それをめくると沢山の具が顔を出します。思ったより大きな真鯛が乗っていてビックリ！

雲丹や桜海老もしっかり盛り付けてあります。豪華すぎる！

お味は全体的に淡白で甘みがありました。塩気が若干強めかな？私はもう少し薄めでも好きですが、こちらは好みの問題ですね。

素材の味が生かしてあって、非常に上品な椀物です。

なんだか料亭でお食事している気分。
しかも筆者の大好物の生麩が入っていて、「はぁっ！」と嬉しさのあまり声を出しちゃいました（笑）。

心落ち着く上品なお味。ワンランク上のお食事と空間を提供してくれるレストラン櫻。
さすがです。
時間が許すならずっといたい（笑）。